評価: 




概要: ジャズ・ロックの金字塔
コメント: 79年発表のグループ名義としての1st。ビル・ブラフォード名義の『フィールズ・グッド・トゥ・ミー』が実質的な1stに当たるだろうが、グループの名前を冠した本作は前作と比べてもクオリティが更に高い。ビル・ブラフォードの関わった作品の中でもベスト・ワークの一つであり、演奏のみならず楽曲のクオリティも選り抜きのものだ。これを外す者は愚か者だろう。グループのカラーを決めているのは元EGG/ハットフィールズのデイヴ・スチューワートであり、彼のシンセサイザーの音色は繰り返しになってしまうが、本当に選り抜きの厳選されたものであり、シビアな美しさを持っていると思う。ハットフィールズとは一味違うのは、ブラフォードが買い与えたという、このプロフェット5というシンセサイザーによるところが大きく、このシンセサイザーは多くのミョージシャンが愛した名器ではあるが、彼のつくり出す音色はひたすら滑らかで暖かく、そして美しいのだ。本当に酔いしれてしまうほど。個人的にジャズ・ロックのベスト3はハットフィールズの愚か者倶楽部、ゴングのエクスプレッソ2と本作だが、その中でも最もフュージョン寄りなのがこの作品。無骨な印象を持つのはブラフォードのドラムのみだが、それでも彼のドラムの演奏の中では群を抜いて洗練されたもの。
変拍子が滑らかに流れていくポップな1.フュージョン/クロス・オーヴァー的な雰囲気もある滑らかで美しい4.U.K.のライヴでの定番だった8.では美しいヴァイオリンが聞かれるが、これはアランの手によるものだろう。ちなみに全曲インストで一曲のみナレーションが入る。
曲が素晴らしいののが名作の証。
評価: 




概要: 構築と即興のバランスが良い
コメント: 今にして思うと信じられない豪華メンバーを従えたビル氏の、周りはエレクトリックで自分はアコーステイック時期の名盤。
ウエザーリポートからの影響強かったんだナアなんて感じますが、横モレ防止キャップが付いた様なビル氏のタテきざみ、アメリカ産とはひと味違うダシの良さ、ウフフ、ヨーロッパ人なんだナアなんて感じちゃいます。70年代のジャズフュージョンミュージックの中でも傑作と言ってイイと思う。
それにしても、ブル氏ほど自身のキャリアでベーシストに恵まれてきたたドラマーは皆無。スクワイア、ウェットン、バーリン、レビンと続けざまに組んでたのだから、ブル流ドラムの魅力のなせるわざかナ。アースワークスも「この人!」と言える(アコ、エレ問わず)ベーシストで決まってくれないか。エルボーグじゃあうるさ過ぎ、コールマンではおとなし過ぎ?どなたかいませんか。
ボーナストラックは(荒削りさに面白みはあるケド)音質が悪すぎる、必要無いのでは?
評価: 




概要: 3枚目のCDになってしまった。
コメント: リマスター、ボーナス付きなので結局購入しました。LP2枚、CD3枚目になってしまいました。70年代の英ジャズロック・プログレッシブロックを聴いていた人には非常に評価の高いアルバムと思います。
メンバーは、カリスマ的ギタリストのアラン・ホールスワース、ベースは絶頂期のジャコ・パストリアスに比肩するジェフ・バーリン、カンタベリー系のハットフィールドやナショナルヘルスで独自のサウンドを確立したキーボードのデイブ・スチュアート、そして、イエスやキング・クリムゾンでの個性的なプレイで評価の高いドラムスのビル・ブルッフォードです。
アランのギターは流麗なフレーズに豊かな表現力があり、ビルのドラムスは私の知る限りでは、YESの危機に並ぶベスト・プレイと思います。個人的には、Fainting in Coils、Forever Until Sunday、Sahara of Snowが好きですが、その他の曲も完成度が高く、プログレッシブロック的なスケール感の中に、メンバーの力量が発揮された最高のジャズロック・インタープレイが楽しめます。
評価: 




概要: 企画としては……?
コメント: 1979年録音のBill Brufordの傑作「One of a Kind」がリマスターされて、しかもボーナストラックまでついて発売されるということで入手しました。 77年発表の「Feels Good To Me」のリマスター盤と同時発売です。「Feels Good To Me」のところでもレポートしましたが、これも2枚CDがあって驚きますが(ボーナストラックってそんなにあるのかよ!という驚きです)、実は版元のプロモーション用です。しかも、「Feels Good To Me」のおまけと同内容。なんだかな~。
また、一番肝心のボーナストラックは、これまた同様にA・ホールズワースではありません。79年録音のライブで、ギターは知る人ぞ知るという、「Unknown John Clark」。彼のプレイもそれなりに楽しめるのですが、なんせ大本命のホールズワースではないので、けっこう落胆感があります。残念!
情報によると、ジョン・クラークが残した唯一の音源にして、Bruford名義の唯一のライブ盤でもある「The Bruford Tapes」もリマスター加工されて発売されるとか。これは私個人の裏読みになるのかもしれませんが、それに向けて、先行2枚にボーナストラックとしてくっつけた感もしますね。したがって、ホンネでは星2つの評価ですが、相変わらずオリジナル音源は素晴らしいので、タイトル脇の評価は星4つです。