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カスタマーのおすすめ度:     

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Binding: 単行本 EAN: 9784872577969 ISBN: 4872577965 Label: イーストプレス メーカー: イーストプレス Number Of Pages: 312 Publication Date: 2007-11 Publisher: イーストプレス Studio: イーストプレス
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スポットライトレビュー:
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評価:      概要: 岡本太郎の拾遺集 コメント: 店頭にて清冽な空色の装丁に惹かれて購入。内容は、昭和50年(1975年)刊の「にらめっこ」というエッセー集を再構成の上復刻したものである。多くのエピソードが、現在文庫で再刊されている「芸術と青春」と重複している。「芸術と青春」の河出書房版刊行が1956年であることから、おそらく「にらめっこ」刊行当時は既に「芸術と青春」が絶版・入手困難であったものと思われる。
そんなわけで、文献的には多少の収録作の違い(相互に未収録の原稿があるのでややこしいが)はあるものの、本書の中でも特に濃厚な部分、父母への想いや青春時代のエピソードについては「芸術と青春」で読める内容である。ただしそれ以降の、酒、煙草、食べ物や動物との対決その他諸々の、とりとめもないエピソードが軽やかに語られる部分は私にとって初見のもので、楽しめた。気負い無く自分を語るさまは、カバー写真の柔和な表情そのものである。出来過ぎなくらいのブックデザインだ。
絵画に喩えると、「芸術と青春」が小ぶりの下絵で、本書はそれを一回り大きな画面に移したものと考える事ができる。画面を貫く大テーマ(父母、青春)はそのままに、隅に書き込まれた楽しげな小モチーフにも豊かな表情が添えられている。言うまでもなくそれは我々読者にとって予想外の岡本太郎の表情で、著者のつけた旧題「にらめっこ」も、その点に言及したものであるようだ。
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