評価: 




概要: 殺す文化
コメント: 物騒なタイトルを書いてしまったが、各章の最後に「文化を生かすもの」と「文化を殺すもの」の項目が記述してある。特に殺すものを読むと、自分の今までの経験の中でいくつかは当てはまるものを発見し苦笑いする人も多いのではないだろうか?そうした目でもう一度本文を読み直すと理解が深まると思う。
また、やはり各章末の「参考文献」と「補足資料」も役に立つ(日本語訳のない文献が多いのが残念だが、この書についている数行のコメントでもかなり雰囲気はつかめる)
評価: 




概要: ソフトウェア開発技術者必読書!!
コメント: 筆者の カール・E・ウィーガーズ (Karl E. Wiegers) 博士 はEastman Kodak社で写真技術に関する研究やソフトウェア開発に18年間かかわり,現在は, Process Impact 社 を主宰して,ソフトウェア開発に関するコンサルテーション,講演,執筆などを行っている. 本書は,1996年に出版され,ソフトウェア開発者向けの専門雑誌 Software Development Magazine 誌 の Productivity Award を受賞した話題作である.1996年の出版と聞くと内容が古いという印象があるかもしらないが,決してそんなことはない.流行の技術には殆ど左右されない本質的な内容である.
私自身の経験では,この手の本では,「80%以上賛成」できるものは非常に少ないが,この本書は,その少ない例の一つだと言える.
目新しい技術や,魔法のような手法ではなく,確実に効果があると知られているものについて,判り易い文章と豊富な参考資料とともに,うまくまとめている.
原題は「Creating a Software Engineering Culture」であり,ソフトウェア工学のお作法を,単に技術としてではなく,文化ととらえている点が,本書と他のソフトウェア工学の本との大きな違いである.さらに,品質と,継続的な学習を重視している点が,とても良い.
プロとしてソフトウェア開発に関わるすべての人,これからソフトウェアの道を歩もうとする人に,強くお勧めする.ソフトウェア開発技術者必読の一冊.