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メーカー:講談社
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カスタマーのおすすめ度:     

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Binding: 新書 EAN: 9784061498051 ISBN: 4061498053 Label: 講談社 メーカー: 講談社 Number Of Pages: 269 Publication Date: 2005-09 Publisher: 講談社 Studio: 講談社
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スポットライトレビュー:
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評価:      概要: 自分の歴史 コメント: 「最古の人類化石はアウストラロピテクス」
学生時代はこう習いました。アウストラロピテクスという聞き慣れない名前も必死で憶えました。でもどうやら最近は違うようです。
近年、ヒトの起源にせまる様々な発見があり、それは10年、20年前に習ったものとは大きく変わってきています。本書でその辺を知るのも面白いし、また、牛タンはどのくらい前から食べられていたか?それはどうして分かったか?などの話も出てきます。
はっきり言って面白い本です。自分の歴史を知る意味でも、読んでおいて損はないと思います。
評価:      概要: 「我々はどこから来て、どこに行こうとしているのか」を考えるための一冊 コメント: 不思議だよね。
ボクたち人類は、どうやって進化して、こんな本なんか読んで、
自分たちの進化の道筋について考えたりする種に進化したのか。
そんな人類の進化について書かれた本です。
読みながら何度も中空に眼を移して、アフリカの草原を歩く猿人や、
ホモサピエンスの隣人として暮らすネアンデルタール人が住む
ヨーロッパの洞窟を思い浮かべました。
○○万年前の、人類の古い化石が、アフリカの△△で見つかった
などとのニュースをよく耳にしたりしますが、その背景となる
知識を、面白く教えてくれる良書です。
我々がどこから来て、どこに行こうとしているのか、
考えてみようという万人に勧めます。
★4つなのは、参考文献一覧がついていないから。このような
啓蒙書には、次の学習のための参考文献がほしかったです。
評価:      概要: 最先端の発見を分かりやすく伝えてくれる本 コメント: 人類がチンパンジーとの共通祖先から枝分かれしたごく初期に持っていた特長は,「直立二足歩行」と「犬歯の縮小」の2点。
2002年にチャドで発見された「サヘラントロプス・チャデンシス」(700〜600万年前)は,最古の人類化石であり,犬歯の縮小などから人類の一員と判断できるが,直立二足歩行をしていたかどうかは決定的な証拠がないらしい。
我々は,何となく,猿人→原人→旧人→新人と直線的に進化してきたように思ってしまうが,実際には進化は複線的で,複数の種類の種が併存的に存在していたらしい。
例えば,新人(現生人類)は,概ね20〜15万年前のアフリカにいた女性(ミトコンドリア・イブ)が共通の祖先であり,以後,世界中に広がったと考えられている。約4万年前にヨーロッパに移住した現生人類がクロマニヨン人だが,ネアンデルタール人(旧人)と共存していたらしく,両者の交流を示唆する痕跡があるという。ネアンデルタール人は3万年前に絶滅したが,絶滅の理由はよく分かっていない。
他方,インドネシア・フローレス島には,1万2000年前まで,ジャワ原人の子孫と考えられる小型人類が生き残っていたらしい(2004年に発表された)。ジャワ原人より小柄で脳も小さいが,ネアンデルタール人の石器より高度な石器を作っていた。小型人類がどこからフローレス島に渡ってきたかは不明だが,1万2000年前の火山噴火で絶滅したと考えられている。
本書は,現時点ではどこまでが分かっていて,どこからがよく分からないかを明らかにしながら,人類進化を分かりやすく説明してくれている。強く一読をお勧めしたい。
評価:      概要: 400万年前じゃなく700万年?? 今じゃそんなことになってますの!?(笑) コメント: 人類は400万年前に誕生した、と教えられてきただけに、タイトルにある、”700万年”に惹かれて一気に読んでしまった。サヘラントロプスなどの初期3属が最近、人類の仲間に入って来たからだ。しかし、副題にも有るように、今後、更に書き換えられる可能性もあるとの事。確定した訳では全然ないのだ。初期3属を仲間に入れるに当たって、やっぱり、“犬歯の縮小”がポイントになったのだそうだ。何だかんだ言っても、チンパンジーと人類を分けるのは、”直立二足歩行”と”犬歯の縮小”なのだ。この二つは、東大、島博士の仮説によれば、同時に説明が付いてしまうのだ。”片手には石を、もう一方の手には骨を持ち、立ち上がる、そして歩き出す。”あの美しいフレーズを思い出す。人類は臼歯のエナメル質が異様に厚く、犬歯が縮小して歯列が平らで、すり潰しに適しており、頑丈な顎としっかり握りしめる手を持っている。この口と手の特徴に対応したニッチ(Niche=主食)とは一体何か??島博士によれば拇指球と小指球の間に出来る窪みには石が収まるというのである。そして、すり潰すべき極く硬い物とは骨だという。そう、人類のニッチ(Niche=主食)は骨、骨髄であったのだ。拾い集めた骨を石でかち割って、中の骨髄、海綿骨を掻き出し、それを食べていたという。そうなのだ。人類は“ボーン・ハンター”として誕生したのだ。 島理論について、更に詳しく知りたい方は、先生のご本と私のレビューを参考にして頂ければ幸いである。今すぐ、”レビューをすべてみる”をクリック!!(笑)。
人類の進化における3つの大革新。筆者はこれを”ホップ・ステップ・ジャンプ”と表現している。猿人の段階での直立二足歩行が、そのホップである。ステップは、原人の段階での脳の大型化と石器の使用である。三段階目は、我々現生人類(H.サピエンス)の登場である。ダラダラとスロープ状にではなく、階段状に劇的に進化した訳なのだ。
各段階のスター達も面白かった。一段階目のスターは、320万年前の猿人:アウストラロピテクスの”ルーシー”である。ニ段階目のスターは、160万年前の直立原人(H.エレクツス)の”ボーイ”である。三段階目のスターは20万年前の、”ミトコンドリア・イヴ”である。”ルーシー”と”ボーイ”はちゃんとした化石であるが、”イブ”は化石ではない。そう、80年代のミトコンドリアの遺伝子解析の成果としての仮説(87年ネイチャー:ウィルソン教授)である。ミトコンドリアは、本体の核とは別の遺伝子(ミトコンドリアDNA)を持っており、しかも、ご存知のように母系遺伝である。精子のミトコンドリアは受精後すぐに分解されるのだ。何故なら、受精までの長い旅路で精子のミトコンドリアDNAは傷んでしまうからである。傷ついたDNAは淘汰される宿命なのだ。現在、地球上に暮らす60億人以上の現生人類(H.サピエンス)の共通の祖先は、20万年前(最新の研究では14万3千年前)アフリカにいた、たった一人の女性に行き着くと。と言っても、一人ぼっちで暮らしていた訳ではない(笑)。集団(約2万人というのが定説)の中の一人と言う意味。それがビッグ・マザー”ミトコンドリア・イヴ”である。90年代に、”パラサイト・イヴ”というホラー小説(瀬名秀明著)が映画化(葉月里緒奈主演)されて、有名になったので、ご存知の方も多いと思われるが。
その後、イヴの子孫たちが“出アフリカ“を果たすのは、今から6万年前の事だったと言われている。更に、我々のご先祖は”グレイト・ジャーニー”を続け、瞬く間に、南米ホーン岬に至った(1万2千年前)のである。ベーリング海峡は当時、氷河期で陸続きになっていたため、旧大陸から新大陸へ渡れた(1万5千年前の事)のである。従って、新大陸の原住民(インディアンやインディオ)は、我々日本人と同じ人種、モンゴロイド(H.サピエンスの最新進化型)である。この人々は新大陸を僅か3千年で北から南へ縦断したのである。我々のご先祖が”グレイト・ジャーニー”という長い長い旅を続けた理由は、勿論、食料確保の為である。人類は肉食動物(アフリカに居た初期には骨、骨髄が主食)として進化してきた動物である。肉を追い求めて、地球上の陸地という陸地(南極大陸は例外)に散らばったのである。ヒトが草食(穀物)を主とする動物でないのは、イヌイットの存在もその一つの証拠である。もし、ヒトが草食動物ならば、わざわざ、草木が生えないグリーンランド、北カナダ、アラスカ、シベリアに行って、そこに何千年も住み着くわけがないのだ(因みに、イヌイットはモンゴロイドである。4500年前にグリーンランドに到達した。)ヒト本来の食事(肉食)を続けているイヌイットには、糖尿病もメタボも心臓病もない。生活習慣病だけでなく、アレルギー疾患もない。ヒト本来の食べ物でない炭水化物(穀物)を主食とするようになってから、様々な病気(穀物病、糖害病)が我々を悩ませ始めたのだ。1万年前、人類は”農耕”を始めた事で、各地に文明が芽生え、人口が爆発する基盤が固まった。そう、万物の霊長、地球上の盟主への大出世である。しかし、これと引き替え(将にトレードオフ)に、人類は大きなリスク(糖質という老化の元、万病の元)を背負い込んだ。この事実を私は、“1万年前の取引”と呼んでいる。
島博士の専門的かつ壮大な1大理論に比べれば、一般教養向けと言ったところか。著者が研究者ではなく、新聞記者(読売)さんなので、我々素人にはむしろ読み易いかも。ただ、島博士と同じ星には出来ないので、申し訳ありませんが、星四つでどうかご勘弁を、お代官様(笑)。
(注)1万年前の取引:誕生以来400万年間、常に飢えていた人類が、1万年前、農耕を始めた事で、より多くの人口を養う基盤が固まった。社会は大型化し、各地に文明が芽生え、地球上の盟主への大出世の元となった。しかし、これと引き替え(トレードオフ、取引)に、人類は糖質という大きなリスク(万病の元、老化の元)を背負い込んだ。現在、地球上で何億人もが糖害病、穀物病に苦しんでいるのだ。この事実を呼ぶ。16億年前、我々のご先祖の原始的生命体が、その体内にミトコンドリアを取り込んだ事により、大型で複雑な生命体(多細胞生物)へ進化する道が拓けた代わりに、活性酸素の発生とそれによる酸化(サビの発生、これも万病の元で老化の元)という進化上の”宿命”を負うことになった、いわゆる”16億年前の大事件”とよく似ているのだ。
評価:      概要: 我々の祖先を愛しく感じさせてくれる コメント: 人類進化の過程を丁寧にわかりやすく説明してくれる。
非常に読みやすく、慎重かつ客観的にデータを読み取っていくのは著者が新聞記者だからであろうか。
数万年前の人類と聞くと我々よりも劣っていると思いがちだが、文明の進歩は先人たちの知識の積み重ねがあるからであり、我々が優れているというのは思い上がりも甚だしい。
弱者を助けたり死者を弔ったりお洒落をしたり彼らは非常に「人間くさかった」のだ。
彼らに思いを馳せたときなんとも言えない愛しさを感じるようになった。
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