評価: 




概要: ウイスキーを片手に
コメント: ブルース・バンド解散後、バターフィールドが新たに結成した「ベターデイズ」ファースト・アルバム。ボビー・チャールズ、マリア・マルダー、デイヴィッド・サンボーンらがゲスト参加。バターフィールド自身の曲は一曲にとどまっており、ロバート・ジョンスンの①(コーザ・ノストラがイントロをどこかでパクっていた)や、パーシー・メイフィールドの名曲②などの、ブルース、ソウルのカヴァーに、メンバーのオリジナルを数曲加えた構成。ジャニス・ジョプリンが歌うはずだった⑥は名曲だと思うし、アップ・テンポの⑨も、個人的にはお気に入り。バターフィールドのブルースは本物だ。聴き終えたあと、心地よく眠りにつける。
評価: 




概要: Top of the White Blues
コメント: 20数年前このレコードの輸入盤を上野で買ったとき、店員のお兄さんから「これは、絶対いいよー」と言われたことが忘れられない思い出として残っている。家に帰り聞いてみると、ジャケットから受けた印象ほどドブルースではなかったけど、「古き良き日」を取り戻そうというコンセプトは気に入りました。ブルースの渋い選曲もグッド。これはリーダーのバターよりも、表面的には、ジェフ・マルダーとエイモス・ギャレットが中心のアルバムだと思う。この二人のカントリー・フレイバー溢れるインテリジェントでエレガントなブルース・プレイは聞き物だ。白人ブルース・マンとしてシカゴ・ブルースを長年追求していたバターだけど、黒人と同じ土俵で勝負するのではなく、一歩引いて、無理せずに白人らしさを隠さず出してブルースをプレーすることでステップ・アップし、本家の黒人越えを果たしたと思う。ウッドストックのハイダ・アウェー的雰囲気と相まっていい味出しています。
久保田真琴と夕焼け楽団のディキシー・フィーバーに参加していたロニー・バロンのピアノと個性的なボーカルもニューオーリンズ丸出しでエクセレント。それに弱冠22歳のクリス・パーカーのどこまでもクールで的確かつ正確な刻みもグレート。
ミシシッピー出身のブルース好きなアメリカ人(白人)と付き合っていたとき、"Top of the White Blues"と言って、買ったばかりのこのCDを貸してあげたら、国(ミシシッピー)に帰ったら絶対このオリジナル・アルバムを見つけると意気込んでいました。コアなデルタ・ブルースではないけだ、白人だって自分達の特長を生かした、ブラックに負けない最高のホワイト・ブルースが出来ると言う証。
評価: 




概要: 傑作リマスター盤
コメント: 本当は、99年に紙ジャケにて発売されたリマスタリング盤のレビューがしたいんだけど、売り切れ完売状態の様なので止むを得ずここで紹介。この91年製輸入盤自体を聞いていないので推測になってしまうのですが、恐らくとんでもなく音質が向上していると思われます。それくらいリマスター盤は凄いです。最近多くの素晴らしいリマスター盤を聞いてるけど、その中でも完全に群を抜いたクオリティーです。とろけそうなギターの音色、コロコロ転がるファンキーなピアノ、哀愁を帯びたブルースハープ、滋味溢れるボーカル、その全ての音の粒がはっきりと形をなし、互いに我一番とばかりにその音色を主張するが、全体のバランスは全く損なわれていない。今隣のスタジオで完成したばかりの「できたての音」が見事に封!じ込まれている。日頃、音にはうるさいJAZZファンの耳にもきっと満足に響く事でしょう。
もし、どこかでこの紙ジャケ盤を見つけたら、たとえ帰りの電車賃がなくなたって絶対買うべきです。
このCD聞きながら、歩いて帰る道のりはきっと至福の瞬間となるはずだから・・・・。
評価: 




概要: ウッドストックの風
コメント: アグレッシブなブルース求道者だったポール・バターフィールドがバンド名から「ブルース」をはずして結成した「ベターデイズ」。エイモス・ギャレット、ロニー・バロン、ジェフ・マルダーといったウッド・ストックの仲間達と送る珠玉の一枚です。バターフィールドのヴォーカル・ハープはもちろんバックの達人たちのカラーも前面に出し、渋くて深い味わいに仕上がっています。「Please Send Me Someone to Love」でのジェフの枯れた唄やエイモス・ギャレットの甘くとろけるような脳天逆落としギター、「Broke My Baby's Heart」でのロニー・バロンの柔らかいながらも強い唄声、絶妙にからむポール・バターフィールドのハープと聞きどころ盛りだくさん。
一曲ずつシリアスに聴けば深い音楽性を堪能でき、BGM風に流しながらの読書やコーヒーブレイクにももってこい。楽しめてクセになる長年の愛聴盤です。
評価: 




概要: 色々ノックアウト
コメント: 1973年作品。このアルバムは今をさること20数年前高校生の時に聴いたのです。最初に感じたのは、「大人だなあ。」。よく聴いていた英国ブルースとは随分感触が違うなあってことでした。このエレガントな感じがニューオリンズだとゆうことがわかるのはもう少し後になってからなんですが。あと、エイモス・ギャレットのギター。この何か崩壊寸前の美と言いますか、凄く美しくて一発でノックアウト。それにロニー・バロン。このアルバムどこがニューオリンズかとゆうとやはりこの人の存在が大きいと思うのですが、そのまったりとした歌声と、オルガン、ピアノ。一生懸命コピーしようとしました。リフ以外アウトだったけど(笑)。もちろん、ポール先生のハープも衝撃的でした。初めてアンプリファイド・ハープを!!聴いたもので、その音色にびっくり。太くて迫力があって。やっぱりこれ聴いてブルースハープ買って練習したけどなかなかねえ(笑)。と地味なわりには個人的に色々後々まで影響を残してくれたこのアルバム。一生忘れることは出来ないのです。