評価: 




概要: 地球への地獄めぐり
コメント: 2004年のDSDリマスタリングシリーズ、それも日本盤は丁寧な紙ジャケット化で復活。
ただ、所謂所有することの満足感は、好みによるがディジパックであろうか。
質感でもディジパックが上質。
紙ジャケットの問題は通常のCDラックの中に高さで納まらない事。
肝心の中身は、イーノ氏作品群の中では最もダーク且つアブストラクト。
この後リリースする「アポロ」に比べても不穏さは群を抜く。
それは同氏のキャラクターからすると、かなり異質であることは
間違いなく、他のどの作品においても同傾向の作品はない。
それは重低音が織り成すレイヤーされたシンセの質感によるところが
大きい。
小さなスピーカーでは、その低音を伝えきれずただビビるだけ、
という結果になる。
ジョン・ハッセル氏の客演が更なる不穏化を推し進めていて
小気味良い事、この上ない。
評価: 




概要: この作品は
コメント: Brian Enoのアンビエントシリーズの中では、音楽というよりも音響といった方がいいような少し変わった作品です。あまり音楽的な内容ではないので、心安らぐような美しいアンビエントを求める人には不向きです。最初私は寝るときにかけていたのでぜんぜん気に入ってなかったのですが、雨の日の昼にかけてみたら、意外なほど安らかな気分になれました。大きめの音で聞くのがいいと思います。水族館で流れてくるような、ほの暗い場所で何かがうごめく様な、そんなアルバム。人類が地球を征服したかのように見えるこの時代に、人間が知りえない場所で何億年も連綿と、ひそかに奏でられてきた地球の音はいかがでしょうか。
評価: 




概要: アンビエント 4
コメント: 1982年発表。オブスキュア(あいまいな)からスタートしたイーノの環境音楽はアンビエント(囲まれる)に突入。本作はアンビエントNo.4としてリリースされた。
オブスキュアからイーノを追いかけている人は本作を聴いても微動だに驚かないだろう、が、初めてイーノの作品を聴く時に本作を選んだ方は愕然とするだろう。本作はそういう音楽である。
地球の胎動のような音・水の音も耳をすませば聴こえてくる。まさに『包まれている』状態である。他のレビューアーの方が丁寧に説明されている通り、LP時代にはオーディオ・セッティングについての説明までされていた。本作だけはiPodというのではなく、立派なオーディオ装置で聴いてみたい作品である。