評価: 




概要: 世界のホンダへのもう一人の創業者
コメント: ホンダと言えば本田宗一郎と直ぐに名前が浮かびますが、副社長であった藤沢武夫の存在が大きい事を書かれています。
藤沢氏の経営理念は
(1)「本業以外に手を出すな」(本業でもうける)
(2)「松明は自分の手で持て」(他社とは違った方角へすすむ)
(3)「需要は創造するもの」(需要を新たに掘り起こす)
(4)「縦糸と横糸の経営」(理念という縦糸がしっかりして経営は縦横無尽に横に広がる)
というものです。
従業員の自主性を重視するホンダの原点はこうした藤沢氏の理念があり、藤沢氏が大切にしたものは、結果よりプロセスであった様に思います。
本田宗一郎氏だけでは世界のホンダは生まれなかったと思います。
評価: 




概要: 影として生きることを決めた天才軍師
コメント: 世の中に才能のある人は沢山いますけど、その才能を誰かの為に、たとえ自分の名前が埋もれる結果になったとしても使うという人は少ないと思います。藤沢さん自体本田さんと組む以前から並外れた経営の才能を認められていました。実際製品の作成以外の経営は全て藤沢さんの手で行われていて、本田の人間重視や同族経営の禁止等独特な方針を打ち出してゆきました。
同族経営の禁止に関しても、自分自身の一族は入社させず、本田宗一郎氏の弟弁次郎氏さえも退社させ確立させたりと非常に厳格な経営指針を打ち出します。これだけ、の才能と経営哲学を持ちながら影として生きることを決めた理由は、本田宗一郎が好きだから、彼程のカリスマを持った人間はいないからと、ただそれだけと言っています。
彼は貧乏な家に生まれ、差別がなく社員を裏切らない会社という理想を抱いていました。その理想を実現させる為には本田宗一郎という輝くカリスマと自愛を持ったトップが必要で、それを伝説の人物とするために自分の全ての才能を使うことを決めます。
藤沢武夫は単に本田を作ろうとしたのではなく、経営の規範を作ろうとしたのではないでしょうか?この本を読んでいてそう感じました。