評価: 




概要: 生きがいとマネジメント
コメント: 本書は、案内役である著者に従って行う自分探しの旅を行うものです。著者の案内に、時に共感し、時には疑問を感じ、時には反発しながら、読者であるあなたは、どんどん自分自身の本質を発見していくことでしょう。
「マネジメント」とあり、また経営学者である著者に、企業・役所・病院などでの経営のヒントになるようなことを期待される向きもあるでしょう。しかし、それだけでなく、個人の人生を生きるヒントもこの本にはあります。
個人的には、第五章の「人間関係の本質」における愛についての論述が説得的かつ具体的でわかりやすかったです。その他、この本には価値ある人生を生きる、具体的な視点・示唆・方策がたくさん書かれています。人生に行き詰まりを感じておられる方は一読されてみてはいかがでしょうか。
評価: 




概要: それぞれのトピックスは面白いが、つながりが難解で理解困難
コメント: 生きがい論と価値観論を手始めに、シャインの5つの基本的仮定にのっとって
博識ぶりを展開する形式です。
著者の著作をそれほど読んだことはないですが、本書が一番
学術的な記述で、かつ、難解ではないでしょうか。
その難解な中でも、一神教を信じる民族と対比させて、神仏偏在を信じる?
日本人の思想枠組みと責任感の考察は興味深く、おもしろかったです。
また、終章に、イギリス人のワークライフ・バランスに対する考え方
(仕事は仕事で金を稼ぐ手段という割り切り)の寂しさと反論は、安易な英国
のスローライフ礼賛に日ごろ違和感を覚えていたので、この辺は納得。
しかし、総じて、各トピックスは、それなりに興味深いのですが、
各章の抽象度やクライテリアがばらばらに見え、全体を通しての論旨、メッセージ
が希薄に思え、理解するには、一回くらいではわかりません。
普段の合理主義的唯物論の生活をしちている脳には、素直には受け入れがたい
のかもしれませんが、しかし、多様な価値観も受け入れたほうが楽しいと
思えば、このシリーズをじっくりと読む値打ちはあるような気がします。
評価: 




概要: 長々と書いてる割に、中味は薄っぺらい
コメント: 要点にすれば、
○部下にあなたが必要と思わせることで、賃金などの待遇改善しなくとも自ら進んで働くようになる
○あるがままの自分を受け入れる(「あなたを必要とする人がいる」と存在感を煽る)
○何事があっても楽観的で前向きに捉える
○嫌な相手や嫌な仕事であっても受け入れることで、トレーニングのように受け止められ、自分自身の気持ちが楽になる。
書いてるだけでバカバカしくなってくるのだが、時折便所に飾ってある汚い字の相田光男日めくりカレンダーを思い出した。 人に“我慢”を強いり、仕事をさせるのが好きな経営者が飾っているのだと解釈している次第だが、著者もそろそろ前著『生きがいの創造』とは異なり、少しは御用経済学者らしい姿を現してきたというところか。
イチイチ反論するほどの本ではないと思われるが、箇条書きになっている箇所があり手っ取り早いのでそこを挙げる。
カール=ロジャース氏の未来に向けて増えていくであろう(増えていくべき)人間像「未来人の特性」(P219)である。
読み流すと何と言うことはなさそうであるが、これを現代社会で実践しようとすると大変な苦労が伴う。 「開かれ」「真実」や「全体性」を「求め」「旧式の制度にしばられ」ず「思いやりを持」ち「変化のある行き方を喜んで受け入れ」「自然と融合」し「内なる権威に従」うならば、日本にだけ目を向けても、社会の深い闇の部分には手をつけずに上っ面だけをおためごかしになぞる捜査機関・マスコミ、労働力の安価な供給を促進する立法によるワーキングプア・過労(自)死、自然破壊の公共事業・原発、なんでも民営化や予算きり詰めによる地方・(障がいを持つ人・老人・公教育を受ける子どもたち・在日外国人・在日米軍周辺地域の人々等)社会的弱者の切捨て・・・これらにひと時の休まる瞬間も無いぐらいに怒りる狂わねばならず、見知らぬ他人は全て犯罪者との概念を持たされ、監視カメラにさえ抵抗の声を挙げ辛いにもかかわらず「親密さ」を求めることは不可能で、この格差社会で「物質的基準にこだわらない」生き方をどれだけの人ができるのであろうかと大変疑問である。
欝の人が自分を受け入れる気持ちになるには使えるのかも知れぬが、こう大勢の人を生き辛くさせているのは、著者と仲良し(オカルト友達とでも言えば良いか?)の船井幸雄たちや経団連ではないのか!?
マッチポンプだなと冷笑して読んでいたが、読めば読むほど腹立たしくなってきた。
評価: 




概要: 現実主義の人向けの”生きがい論”ですね
コメント: 私自身、唯物論、無神論、現実主義でしたので、飯田先生の『生きがい論』を最初読んだ時、強く励まされた反面、信じたいけれど半信半疑な気持ちがありました。以前、宗教会員に執拗に勧誘されうんざりしていたので、宗教的な表現に抵抗があったのです。
しかし飯田先生の”経営学者”(という、とても現実に即した学問のエキスパート)”大学助教授”という肩書きを見て、安心して信じることができるようになりました。
今回の著書はサラリーマン向けの良書だと思います。管理職についている父にも推薦しました。
評価: 




概要: 生きがい維持の具体的対処法
コメント: 私がうつ病だった時に治療を開始するきっかけとなった生きがい三部作の
第二作目です。第一作で論理的に説明した「生きがいとは?」について、自分が社会生活や組織の中でどのように高め、守っていくかを説明してくれています。第一作を読んで、生きがいを感じられるかもと高揚している気分の時に、現実に戻されて「じゃあ、具体的にそう心がけて暮らすということね?」と、
確認させてもらった本です。