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母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き

母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き
定価: ¥ 1,785
価格: ¥ 1,785
通常24時間以内に発送
メーカー:春秋社
カスタマーのおすすめ度: Average rating of 4.5/5Average rating of 4.5/5Average rating of 4.5/5Average rating of 4.5/5Average rating of 4.5/5

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Binding: 単行本
EAN: 9784393366257
ISBN: 4393366255
Label: 春秋社
メーカー: 春秋社
Number Of Pages: 192
Publication Date: 2008-04
Publisher: 春秋社
Studio: 春秋社

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商品レビュー:



スポットライトレビュー:

評価: Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5
概要: 母を捨てざるを得ないということ
コメント: 母性愛、というのは不可侵の領域であり、それは絶対的に思われがちなものです。そして、そのような絶対性によって追い詰められる人々がいるのはよく知られていることです。

この本では、母親が娘の人生を侵食することの害について、事例を交えながらわかりやすく解説されています。

著者は長年アルコール依存の家族カウンセリングなどをされてきた方。わたし自身もアルコール臨床にいたことがありますが、そのときの現場では、家族とは当事者の嗜癖問題を誘発する重要な要因のひとつであるとみなされ、患者を家族から離す方向の働きかけをしていたことを思い出します。

そんな筆者の本なので、奇麗事ではない分析が興味深かったです。たとえば、娘(ヒカルさん)の就職活動に口を出す母親の例は、読んでいて背筋がぞわっとしました。

>「これはね、会社案内よ。ほら、ママがインターネットで調べてプリント
>アウトしておいたの。どれをとっても恥ずかしくない会社よ」
>(中略)ずっしりと重いその資料を見て、ヒカルさんはめまいを覚えた。
>どこまで行っても、母のこの粘りつくような、執拗なまでの自分の人生への
>介入から逃れる方法はないのだろうか。
>ヒカルさんは、エネルギーが尽きる感じがした。

ああ、いるいる、こんな母・・・・・、と、不快感が押し寄せます。

このような問題を語る際には、それぞれの語り手の母親がどんなであったかという当事者性が重要だろうと思いますが、わたし自身の母もかなり強引に娘の人生に介入するタイプだったので、非常に納得しながら、ときに自分が過去に受けたことを思い出して、その怒りを感じながら読み進めました。

最終章では「問題解決の糸口」が示されてます。もっとも印象に残ったことは「理解されることを断念してみる」「NOということは、母へのサービスだ」というフレーズでした。どちらも、そのようなモンスターマザーを持った身からすれば、たいへん理解できることでした。母親がそのように振舞うことの裏側には母親なりの正義があるので、説得によって変わることは期待できないことです。

ー自分の人生をメチャクチャにする親なら、捨てていいー。そんな考えが浸透すれば、もっとラクに生きられる人もいるのではないでしょうか。その一方で、やはり親というのは特別で、どんなに嫌な母でも、母に愛されている自分を確認したい、そんな気持ちがあるのも当然のことでしょう。

母を捨てなければ自分が死んでしまいそうな娘たち。やむなく母親を捨てたけれど、その母親欠如は何か他のもので埋める必要があるのかもしれません。そして、そこから新しい旅が始まる。そう考えると、母親とどう付き合うかという悩みは、人生のまだ第一歩のところなのだと気づきます。

いつか、母親なしの人生を、笑顔で歩めるように・・・・母親に出すNOは、自分へのサービスでもあることに、気づきました。そんな気づきのたくさんある本です。

評価: Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5
概要: 怨念!執着!!究極のマイナス磁場!!!
コメント: 母と子の葛藤というのは、程度の多少はあれ、身に覚えのある人は多いと思います。
第三者から見ると、もう少し距離を置けばいいのに、とか、お互い冷静になればいいのに、とか思えることでも、当事者になってしまうと、身動きが取れなくなるんですよね。
カウンセリングというのは、そこに介入できる”お助け道具”だな、と感じました。

この本を読んで、「うちもそうかも!」、と感じる女性も多いだろうな、とは思いますが、
あまり深刻になりすぎずに、やり過ごす方法もあるんじゃないかな、と。 個人的な考えですが。
でも、やり過ごせない人には、カウンセリングに頼ってみるのも、いいのかもしれませんね。

どうでもよいようなことですが、これだけドロドロしたテーマなのに、明るいトーンの不思議な表紙です。
なんだか、むしろユーモラスな感じがしてしまったのはわたしだけ??? 

評価: Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5
概要: 同感なんてものじゃない!
コメント: この本は私を救ってくれました。ほんとに…私は間違っていなかった!って分かった時の、手枷足枷が取れたような、心弾むような軽い気持ちは忘れないでしょう。
私は長女です。下に妹と弟がいるだけで、一番上です。搾取されてるような感じは、実は子供の頃からあった。それが自覚できるくらい強くなったのは、大人になって働くようになってから。だけど若い頃は自分に自信がなくて、親の言うことを聞いて“いい子”になってれば何もかもうまくいくと思っていた。親に対してこんな思いを抱くなんて悪い娘だって思ってた。だけど今思えば、信じ込まされてた部分もあったと思う。
何もかもが勝手に決められていたように思う。それにNo!と言うとわがままだと言われた。意見を言うと口答え。24歳の時には、次々来るお見合いの話がうざくて文句を言ったら“あんた今さら恋愛する気?”と言われた。頼みごとをするとお礼を強要されました(家族なのに…私は言ってもらったことないのに)。母は私以外の人間には大袈裟なくらい気配りをします。そして私には周りの人間に気配りするよう強制します。
うちの母は典型的な、息子を見上げて娘を見下ろす母親ですから、弟は鼻持ちならない嫌な男に成長しました(まだ独身ですが、嫁さん来る気配なし。来たらお嫁さんがかわいそう!)。人の心がわかるとはとても思えない。
レビューの多さからも、私のように苦しんでる人達がいると思うと、問題の根の深さを感じます。問題は母親の方に自覚がないことなんですよね?!腹立たしいけど、仲間がいると思うと励みにもなります。最近はまた家を出ようと考えています。だって、母の近くにいるとわざとらしくため息つかれたり“あ〜疲れた”って言われる。体がどこか悪いんだったら自分で医者に行ってください!これ以上あてつけみたいにされると、ほんとに殺したくなってくる!!
それはともかく、この本を読んでよかった!!

評価: Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5
概要: 同感!
コメント:  他の方が同感しているように私も母の重さを悩み続けてきた一人です。母のことをよく知っている親戚のおばさんに理解してもらってからは、よく話を聞いてもらったり、母親のことを書いたノートを作ったりしてしのいできました。他の人にはなかなか分かってもらえる話ではありませんが、結婚して冷静に母の異常さをみてくれる主人がいてくれて精神的に助かっています。本を読んで長女がこのように母との関係に苦しむことが多いのかなと思います。著者が書かれているように、私も母が苦手だけど上手く距離をとって仲良くしようと思ってきました。しかし、最近決定的なことがあり、母と付き合わないことを決めました。恐ろしいのです。私の体は小さい頃から母に刷り込まれてきたことでできていると感じるからです。自立したいのです。母の影響を受けないくらいに。臨時で働いてきたことを最近仕事を退職した母は哀れむばかりで理解しようとしません。強くなりたいです。正社員になりたいです。この本には自分と同じ思いがたくさん書かれており、にやにやしながら読みました。救われました。精神的に弱い女性の母親がこのようなモンスターマザーになっていると感じます。

評価: Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5
概要: 一方的?
コメント: 著者は「自分は社会構築的立場からの発言をしている」と書いています。社会構築的立場つまり「近代以降、社会の単位としての家族を成立させていくために制度的に必要とされたのが母性だった」と定義しています。しかし私は、どう考えても本能主義的なものをすっかり捨て去ることはできないと考えます。多くの動物の行動などをみても本能的な母性が実際に存在しているのに疑いはありません。著者の主張のように社会構築的立場のみからの解釈には、一方的な危険性を感じます。同時に症例についても、自分の思い込みを除いてクライアントのありのままと向き合ったカウンセリングなのだろうかという疑問が沸いてきてしまいました。さらに『社会構築主義的』ではなく『社会構築的』という著者の言葉使いがなんだか曖昧な定義で中途半端でもあります。一般に新しい病名が付けられることによって、その”患者”が増えていくということがあります。この本によって”墓守娘”や”重たい母”が「自分に当てはまる」と思って、カウンセリングに通う人々増えると、著者は目的を達したことになるのでしょうか。




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