評価: 




概要: 人間は「色と金にすぎない」のか?
コメント: 「人間はしょせん色と金」とニヒリストは言う。
「それだけだろうか?」と著者は反論する。
何かを生み出すこと(創造価値)、
感動的な体験をすること(体験価値)には確かに意味がある。
さらに、これらが奪われる強制収容所のような場所においても、
「人生に対してどのような態度をとるか」という精神の自由だけは残っている。
「態度価値」というべきものを人間は生み出しうるのである。
このような存在である人間を、
果たして「色と金」と言い切ってよいのだろうか?ナチスの強制収容所を生き抜いた著者が、
人間にとっての意味、価値の根本を語ります。
人生の意味を考えるうえで、一本の軸を与えられる良書だと思います。
講演会の記録なので、平易で読みやすい文体です。