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償い (幻冬舎文庫)

償い (幻冬舎文庫)
定価: ¥ 680
価格: ¥ 680
通常24時間以内に発送
メーカー:幻冬舎
カスタマーのおすすめ度: Average rating of 3.0/5Average rating of 3.0/5Average rating of 3.0/5Average rating of 3.0/5Average rating of 3.0/5

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Binding: 文庫
EAN: 9784344403772
ISBN: 4344403770
Label: 幻冬舎
メーカー: 幻冬舎
Number Of Pages: 450
Publication Date: 2003-06
Publisher: 幻冬舎
Studio: 幻冬舎

関連商品

商品レビュー:



スポットライトレビュー:

評価: Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5
概要: 家なし浮浪者探偵、日高英介の相克。
コメント: 本書の数十万部という売れ行き、図書館の永い予約待ちに驚いている。将来を嘱望されていた優秀な脳外科医が何故にここまで完全なホームレスに転落したのか。それには、彼の家庭内に悲惨な事件はあったものの、脳外科医から浮浪者へという転落が、私には非現実的と思われる設定だ。東武東上線の和光市と思われる場所で、何故に高齢者、障害者、浮浪者等の社会的弱者ばかり出てきて、連続して殺されるという設定が疑問である。かつて日高英介が関わった幼児や刑事と年月が経ってまた関わりあうという奇遇は何なのか。警察署長が直接に捜査現場に現れ、また容疑者にもなり得る浮浪者と共に行動を取るか。浮浪者が捜査担当者と事件を協力して考えるか。ホームレスや障害者を襲う少年犯罪を扱う本書は社会派ミステリーと言われ、実はもっと奥が深いと言う。しかし私にはそう考える以前に、あまり面白くないあり得ない設定ばかりのミステリーに感じてしまう。善を行なったつもりで、悪を行なったのだろうかと主人公が悩んだり、人の心を殺しても罰せられないのは不公平だ、他者の心を傷つけた者は、という問いかけには私はどうも馴染まない。上記の如く本書の内容に疑問や不自然さを感じながら読み続けるのではどうも作品に集中が出来ない。これは私自身の読解力の問題なのだろうか。

評価: Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5
概要: 帯広告の評価を超えた力作
コメント: この小説は、推理小説の形をとり、そのなかに、謎解きや、密室殺人や、適宜の伏線や、結末のどんでんがえしを含み、不合理な箇所も比較的少なく、一応まとまった佳作として出来上がっている。
だが、ミステリーとしてだけ見れば、やや平凡、特別優れているとも云えず、だから、ミステリーのみを期待した読者の評価が低いのではなかろうか。
しかし、これは単なるミステリー小説ではない。生きることにとことん失敗し、自分のせいで家族(妻と子供)や患者を死なせてしまった悔恨と罪悪感に苛まれ、絶望のあまり、ホームレスとしてしか生きてゆけなくなった一人の男の再生の物語である。
その再生までの過程が、飾りけのない、むしろ、訥々とした重厚さを感じさせる文章で、詳細に語られてゆく。
その話は身に沁みて感動的である。決して社会派小説ではない。これは、人間小説である。そして、そのなかに、作者の温かい眼差しが感じられる。

それから、もうひとつは、この小説の問題提起である。
その問題とは、「人の肉体を殺したら罰せられるけれども、人の心を殺しても罰せられない。それでよいのか」というテーマだ。作者は主人公の男と共にこの問題を探究していく。この問題は、人間の根源的悪にも繋がる一つの大きな倫理学的、哲学的命題と云える。その意味でこの作品は、哲学小説でもある。倫理的な問題が主題になっている点では、夏目漱石の「こころ」とも通じる。

この作品は、筋の面白さや修辞的に技巧をこらして人目をひいても、中身は何もない薄っぺらな小説とはちがう。そのなかに深い精神性を含んでいる。地味だけれど、内容ある意欲的な作品として評価したい。


評価: Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5
概要: 償い
コメント:  以前命を救った子供が成長して殺人鬼になってしまった。 あのとき一人の命を救ったことで結果的に何人もの命が奪われてしまった。 そんな葛藤と闘う主人公の元脳外科医のホームレス。 
 結論からいうと、なんとも回りくどくてイライラしてしまった。 都合よく物事が進んでいくことに辟易してしまった。 でも登場人物の会話を読んでいると著者の矢口さんは頭のいい人なんだろうなと思った。 

評価: Average rating of 3/5Average rating of 3/5Average rating of 3/5Average rating of 3/5Average rating of 3/5
概要: ひたすら重い
コメント: 社会派ミステリーとでも言えばよいのだろうか。
初めて読む作家だが、高村薫をやや丸くした雰囲気を感じる。
設定も重い。
テーマも重い。
物語に一貫して流れている重さは、現代の「陰」の部分を誇張して描かれているからだ。
脳外科医ながら、家庭を顧みなかった結果が家庭崩壊を招き、ホームレスへと転落していく主人公。
いわゆる学習の面ではトップクラスだが、心にゆがみを持つ15歳の少年。
「人の心を殺すこと」は罪なのか。
そして、その償いとは。
答えは提示されない。

そもそも心は殺されてしまうものなのか。
それとも、心を殺されてしまうような人がいる現代社会を憂いているのか。
著者の投げかける問い自体が重過ぎて、考えあぐねている。

評価: Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5Average rating of 2/5
概要: 終わり方に・・・
コメント: 本屋さんのポップにつられて買いました。
この作家さんの本は初めてです。

登場人物の設定もなかなか面白く、終盤まではすいすい読めました。
読みやすくて一気に読んでしまう感覚でした。

ただ・・・
私は終わり方に納得が出来ません。
肩透かしくらったような感じでした。
え?これで終わるの??って。
結局何も解決できずに終わったような気がします。

途中までが面白かっただけに残念で、モヤモヤだけが後に残りました。


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