評価: 




概要: 現在の警察は川路利良の精神を受け継いでいるか
コメント: 第三巻で一番注目するところは、西郷が大久保派に負け薩摩に下野するところだが、読み終わった後一番印象に残っていたのはそのシーンではなかった。読み終わった後一番頭に残っていたのは、川路が理想の警察を語るシーンだ。
このシーンを読んだとき、「現在の警察は川路の理想としていた組織になっているだろうか?」と考えた。少し考えたら、気が重くなってきた。川路の理想は全く実現していないからだ。
「迷ったら原点に戻る」。なんでもこれが一番だ。だから警察も原点に戻り川路の描いた理想の警察というものを見直すべきなのではないだろうか。
評価: 




概要: 西郷の下野
コメント: 大久保との直接対決に破れ、明治6年10月23日、ついに西郷は辞表を出し、東京を去る。黒田清隆の妻斬殺事件のエピソードが興味深かった。大久保利通は、この事件を揉み消したことが、のちの暗殺の一因となった。全編を通して、決して私利私欲や出身藩への利益誘導に走ることのなかった大久保がなぜ、黒田に対して厳しい措置がとれなかったのか。謎は多い。