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嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

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定価: ¥ 520
価格: ¥ 520
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メーカー:講談社
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カスタマーのおすすめ度:     

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Binding: 文庫 EAN: 9784062736695 ISBN: 4062736691 Label: 講談社 メーカー: 講談社 Number Of Pages: 269 Publication Date: 2003-02 Publisher: 講談社 Studio: 講談社
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スポットライトレビュー:
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評価:      概要: 加賀刑事の鋭い着眼 コメント: 本作は、5件の殺人(未遂)事件を巡り、
東野作品にお馴染みの加賀刑事が、
粘り強く犯人にアプローチしていくという短編集です。
殺人罪は故意が要件となる以上、
ひとつひとつの死の裏には、ドロドロとした人間の感情が渦巻いている。
加賀は、現場の状況や犯人の言動の細かい矛盾点や疑問点に着眼し、
理詰めで真実に迫っていこうとします。
とはいえ、犯人も決して極悪人ではなく、
加賀は同情すら抱いており、犯人の感情が臨界点に達し、
その胸の内を吐露するのをじっくり待っているようにも思えます。
短編集ゆえ物足りない感じはありますが、
加賀の人間味が伝わってくる味わい深い逸品です。
評価:      概要: 初めて読んだ東野圭吾の短編集 コメント: 東野圭吾で読んだことがあるのは全部長編でした。本作品も最初長編だと思って購入しました。少し読んで短編であることがわかった時には、「東野作品の短編は初めてだけど大丈夫かな」とも思いました。が、そんな心配は無用でした。すごく面白かったです。東野先生にそのように思ってしまったことを謝りたいくらいです。
確かに短編ということもあり、長編のように伏線を多く引くことはできません。犯人も正直に言って十割の確率で当たると思います。しかし、最後には「なるほど」「またやられた」と思うことは間違いないです。
加賀恭一郎が出てくる作品が好きな方で、まだ本作品を読んでいないという人はぜひ読んでみてください。きっと気に入ってもらえると思います。
評価:      概要: うーん…。 コメント: 一般的な小説に比べるとおもしろい部類に入ると思うんですが、
残念ながら期待してたほどではなかったです…。
著者の作品は、
短編よりも長編の方が全体的にみてハズレがないように感じますねぇ。
個人的に『狂った計算』は好きでしたが、
全体の評価としては、残念ながら星3つです。
評価:      概要: 各事件に潜む動機を炙り出す加賀恭一郎の抜きん出た推察力! コメント: 本書に付された帯の説明にあるように、加賀恭一郎は東野作品にしばしば登場する刑事である。自らの感情を表に出すことなく淡々と事件究明に邁進する彼の姿勢に共感するファンも多いに違いない。私が彼の名前を最初に知ったのは、『どちらかが彼女を殺した』という読者自身による犯人当てを企図した作品である。納得するまで調べ上げる執拗な捜査に対して犯人の内心は穏やかでないが、彼の巧みな術中に落ちてしまうケースに読み応えがある。そもそも、彼は「自分の質問が何のために行われているのか」を犯人に予想することを許容させず、どんなに些細な情報であってもその価値を慎重に酌量する能力に長けている。
本書は加賀恭一郎の初の短編集であり、彼の活躍が存分に味わえる作品だ。他のレビュアーが書いているように、本作品からはあの有名な古畑任三郎を想起させる構成であり、「犯人が誰であるのか」ではなく、「犯人がなぜ犯行を行ったのか」という「ホワイダニット=動機」の追及に比重が置かれている。殺人事件を犯した人間には必ず「動機」(それはその本人にとってはきわめて重要なもの)があり、読者もそれが犯行を行うに足る十分なものであるのかを看過しないはずである。そういう意味でも、こうした作風もそれなりの魅力を有しており、東野圭吾作品の奥行きの深さを体感させるものであるのではないか。短編集であってもじっくり読めば、加賀の刑事としての能力だけでなく、男との魅力をも示している(最後の作品「友の助言」)。
とはいえ、各作品における犯行動機はありきたりのものが多く、斬新なものではなかった。率直にいえば、犯行動機それ自体の解明よりも、細かい情報を巧みに積み重ねることから透けてみえている、事件の様相を暴く加賀による捜査能力の凄みへと読者を導きたいのかもしれない。私としては思わず震撼するような「動機」を備えた諸作品を期待したが、それは次回作に持越しである。
評価:      概要: 動機 コメント: 五篇の短編集であるが、どの作品も、犯罪の動機を描く事に、重点が置かれている。
それらの動機は、かなり特殊なものもあるかと思えば、いかにもありそうな、平凡なものまで、両極端だ。
表題作で、一番前に配置されている「嘘をもうひとつだけ」も味があるが、むしろ、他の作品の方が、味わい深い。
特に、二番目に配置されている「冷たい灼熱」は、動機という面では、非常に込み入っていて、大変面白い。
全作品に登場する、加賀刑事は、かなり粘着質で、少々嫌な感じだ。
初期段階で、すべてを見通しているにも関わらず、証拠を小出しに出して、犯人をじわじわと追い詰める。
従って、どの作品も、どろどろとしていて、読後の爽快感は、あまり無い。
しかし、それぞれの作品は、文庫50ページ程度で、すぐに読了出来、犯行の動機に関して、興味をそそられる。
著者の他の作品に比べると、奥行きが深いとは言えないが、それでも、完成度は、かなり高い。
軽いノリで、気軽に楽しむ事が出来る。
ただし、本書では泣けない。
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