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社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」 (岩波文庫)

社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」 (岩波文庫)
定価: ¥ 798
価格: ¥ 798
通常3~5週間以内に発送
メーカー:岩波書店
カスタマーのおすすめ度: Average rating of 4.5/5Average rating of 4.5/5Average rating of 4.5/5Average rating of 4.5/5Average rating of 4.5/5

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Binding: 文庫
EAN: 9784003420928
ISBN: 4003420926
Label: 岩波書店
メーカー: 岩波書店
Number Of Pages: 362
Publication Date: 1998-08
Publisher: 岩波書店
Studio: 岩波書店

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商品レビュー:



スポットライトレビュー:

評価: Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5Average rating of 4/5
概要: 社会科学の基礎の基礎ではあるが
コメント: 内容は社会科学の基礎的部分(土台となる前提部分といった方がいいかもしれない)である。
そういう意味では、社会科学を志す人は一度は目を通しておいた方がいいと思う。

ただ、全体として、何か回りくどい感じがする。
無駄ばかり、重複だらけ、というわけではないけれども、長さを3分の2ぐらいには出来た気がする。
そして、なんとなく読みにくさがある。


全体の大まかな流れとして

1章
個人の主観的な価値観を出発点として、その上に客観的な社会科学研究を積み重ね、政策提言にいたる。
重要なのは、主観的な自身の価値観の部分と、客観的な社会科学の研究の部分とを、きちんと峻別することである。

2章
世界を、経済や人種や階級といった、単純な機構のみに還元して説明し尽くすことは出来ない。
よって、そうした特定の観点からの分析ではどうしても一面的になってしまうが、一面性を超えた客観的な分析は存在しない。

法則というのは、我々が主観的に、重要だと思った事柄同士を因果で結びつけているものである。
そして、そもそも法則というのは、あくまでも我々が世界を認識するときに用いる手段である。
また、法則は普遍化すればするほど、個別の問題では役に立たなくなる。
ゆえに、世界を貫く普遍法則を探すのを、社会科学の目的にしてはいけない。

我々が物事を観察し分析するとき、物事の要素の中から(主観的に)重要であるもの、必要性が高いものを選び出し、他の要素を捨象している。



なお、本書自体は300ページ以上あるが、そのうちウェーバーの文章は半分以下である。
残り半分には折原による長大な解説がついている(ただ、これもまた一解釈に過ぎない気もするが)。
この解説が、他の出版社の同書(『社会科学方法論』)と決定的に違う点である。購入するならば加味しておきたい。

評価: Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5
概要: 社会科学における「目標」とは何か
コメント: Weber屈指の問題作。
悲しいかな、現代の社会科学における多くの研究でさえ、今から100年以上も前に書かれたこの偉大な著作による痛烈な批判を、蒙らずにはいられないのだ。

第一部では"経験的実在の思考による秩序づけ"という、社会科学研究の目標が示される。第二部では、このような秩序付けが可能である所以、即ち社会科学における"客観性"について議論が及ぶ。

我々は科学における客観性を問題とする時、通常自然科学における客観性を思い浮かべる。高校数学や物理に魅了された経験のある者は、きっと誰もが一度は力学運動を一本の式で記述する運動方程式の簡潔・平明さに驚き、オイラーの等式に1つの真理を見るかのような思いを感じた事だろう。あのニュートンですら、万有引力の法則を発見した時には、その法則の中に神の摂理を見出したと感じた程である。

このような自然科学の追及する完全性の美しさ(もっとも、現在の科学においては事情が違のだが)を知る者は、人間社会の中にも1つの行動原理を、すなわち、我々がまさにそれ故にかくの如く行動するのだという、我々の行動を決定付けるような「運動方程式」を見出そうとする欲求に駆られるかもしれない。

しかしWeberによれば、そのような原理を探求する事は意味がない(不可能、というのではなく)のである。Weberがそのように主張する理由は是非とも自らの目で確認して頂きたいのだが、それでは、社会科学がそのような原理を探求する学問で無いとすれば、一体何を探求する学であるのか。それが、「具体的な歴史的連関の文化意義の認識」なのである。

現在岩波から出版されているWeberの著作の中では、どの著作にもまして、プロ倫よりも万人の読者に薦めたい、古典的名著である。星5つ。

評価: Average rating of 3/5Average rating of 3/5Average rating of 3/5Average rating of 3/5Average rating of 3/5
概要: 評価できない
コメント:  有名な「プロテスタンティズムと資本主義の精神」と比べた重要性は落ちると思います。その理由は
 1)論述が冗長、同内容の反復が多く理解し難い
 2)社会科学の哲学として今やこの内容だけでは不十分
という二点です。
 「新書でも読んだ方がいい」という意見はあながち乱暴とは思いません。また、大塚久雄や小室直樹師の影響もあり、その重要度以上に日本ではもてはやされている気がしてなりません(むしろ欧米ではドュルケムや論敵ゾンバルトの方が評価が高い由)。

評価: Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5
概要: 白眉
コメント: これだけの内容書ける学者が、今いるだろうか。社会科学考える上で、価値判断避けてとうれない。それに真正面から挑んだ力作かつ名著。これを、読まない人、人生損をしたといってもいいすぎでないであろう。マルクス以上の魅力ある人物であると思う私個人としては。

評価: Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5Average rating of 5/5
概要: わかってる人にはわかるけど、わかってない人にはやっぱりわからない。
コメント: という意味で良くも悪くも、岩波文庫的な本だなあと思いました。
『客観性』ってああいうことだよね、と思っている人には、
それを再確認・再整理してくれるという意味で読む価値があります。

でも、君の客観性はまちがってるよ、といわれてこれを読むように
薦められた場合、これを読んでもよくわからないかもしれません。

もっと平易な新書レベルの本を読んだほうがいいかもしれません。



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